【ハビーアカデミー浦和】ある生徒の成長日記その2
投稿日:2023年2月8日
【ある生徒の成長日記その2】
こんにちは。
ハビーアカデミー浦和教室の清水です。
今回は昨年紹介したアカデミーを利用している生徒のその後です。
この生徒の情報を忘れてしまった方、初めてこの書き込みをご覧の方は、昨年アップした成長日記その1を先にご覧ください。
勉強をすることに対して、前向きになれない子どもはたくさんいます。
この生徒さんもそんな「学習に対して意欲的になれない」生徒さんでした。
そういった生徒さんに対して、どう関われば前向きに学習に取り組むようになるのか。
大切にしないといけないのは、その生徒さんの個性を正しく理解し、それに合わせた関りをするということです。
この生徒さんはとにかく、「先生と話をすることが好き」な子どもでした。
なので、初めのうちはこの生徒の話をしっかり聞き、会話を重ねていく中で、本人が勉強に対して思っていることを聞き、それに合わせてこちらが思っていること、その生徒にどうなってほしいのかということを伝え、少しずつでいいから学習に取り組む時間を延ばしていくようにしました。
関係性が出来上がらないうちから、「あれやれ、これやれ」といっても学習意欲の低い生徒には何の効果もありません。
強制力を持った指導は子どもの意欲を低下させます、やらされる勉強は知識も知恵も身につきません。
この生徒さんはとにかく会話をすることで本人のその時間・その場所での満足度を高め、学習する時間と先生と話をする時間を棲み分けし、段々と学習に取り組む時間を延ばしていきました。
今も、先生と話をするのは大好きですが、授業開始前と終了後にその時間を取る程度になってきました。
保護者様からも勉強に取り組む時間が増え、家でも学習に取り組むまでに必要な時間が短くなってきたというお話を頂きました。
これは、先生が何かしたのではなく、本人が勉強に取り組もうという意欲が変わったからで、本人の成長です。
「宿題が終わったら好きなことしていいよ」
「〇〇時になったら勉強を始めなさい」
といった約束事を設けて、学習に取り組ませているご家庭のお話をよく聞きます。
学習に取り組ませるということだけで考えれば、その約束を守らせることで何とかできるかもしれません。
ですが、それで子どもの学習意欲を高め、自ら取り組む姿勢を身につけさせることはとても難しいと思います。
今回の生徒さんのように学習意欲・学習姿勢が良い方向に変わるには何かしらのきっかけや、その生徒の意識を変えるような声掛け・意識づけがあります。
次回は、この生徒さんが勉強に意欲的に取り組むようになったきっかけと、その時の先生とのやり取りを紹介します。
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